2025年6月の古典戯曲を読む会@東京では、アジア初のノーベル文学賞受賞者、インドの詩人、思想家、作曲家のラビンドラナート・タゴール(ベンガル名:ロビンドロナト・タクル)[1861-1941] の短編戯曲を取りあげます。
【参加申込用リンクおよびQRコード】
月に一回集まって、声を出して古典戯曲を読む会です。声を出して戯曲を読むといろいろな発見がありますよ。 参加費は原則無料、場所は早稲田大学教室です。どなたでもご自由に参加できます。一回切りの参加でも、自分が興味ある戯曲が取り上げられているときのみの参加も可能です。 2015年10月までに当会がとりあげた戯曲のリストは http://koten-tokyo.blogspot.jp/2015/10/99.html をご参照下さい。
2025年6月の古典戯曲を読む会@東京では、アジア初のノーベル文学賞受賞者、インドの詩人、思想家、作曲家のラビンドラナート・タゴール(ベンガル名:ロビンドロナト・タクル)[1861-1941] の短編戯曲を取りあげます。
2025年5月 の古典戯曲を読む会@東京では、昨年7月7日に逝去した天野天街の戯曲、『くだんの件』を読みます。
いつもとは会場、開始時間ともに異なりますのでご注意ください。また今回は参加費は無料となります。
【作品概要】
どこでもない時、どこでもないところ、どこでもない夏の或る日……記憶の奥に取り残された荒廃した店頭。ホコリの積もったカウンターの奥に座る一人の男(ヒトシ)のもとに、一人の男(タロウ)が訪ねてくる。タロウは昔、集団疎開をしていた頃、このあたりの二階の片隅で半人半牛の怪物「クダン」を飼っており、その「クダン」を探しに来たという。謎めいた二人の過去をめぐり会話は捩れ、過去と現在を行きつ戻りつしながら世界は迷走し、蝉時雨を背景に分裂と増殖を繰り返す。《夏》のイメージを明滅させながら、まるで極彩色の光の中をジェットコースターで走り抜けるようなスピードで物語は展開し、夢か現(うつつ)かわからぬ世界の先に待つオシマイへと向かう。1995年初演以来、国内・海外各都市で上演し、アジア演劇界に衝撃をもたらした驚愕の二人芝居。1999年、第四十四回岸田國士戯曲賞最終選考ノミネート作品。
2025年4月 の古典戯曲を読む会@東京では、先月に引き続き、シェイクスピアの『テンペスト』を読みます。前回は1-2幕を読みました。今回は残りの幕、3-5幕およびエピローグを読みます。河合祥一郎訳、角川文庫版を用います。
前回参加できなかったかたの参加もOKです。古典戯曲を読む会@東京にこれまで出たことのないかたの参加も歓迎します。お気軽においでください。前回に引き続き参加されるかたもあらためて参加登録をお願いします。
2025年3月 の古典戯曲を読む会@東京では、シェイクスピアの『テンペスト』を取りあげます。3月と4月の二回で読了する予定です。シェイクスピア戯曲の翻訳は多数ありますが、今回は昨年2月に刊行された河合祥一郎訳『新訳 テンペスト』(角川文庫)を取りあげます。河合訳は原文の韻(ライム)をすべて日本語訳にも反映させているところが特徴です。注も詳しいです。
二回で読み切る予定ですが、どちらか一回しか参加できなくてもかまいません。古典戯曲を読む会@東京にこれまで出たことのないかたの参加も歓迎します。
2025年2月に開催される「古典戯曲を読む会@東京」では、曾我廼家五郎の「涙」と「へちまの花」を取り上げます。曾我廼家五郎は、日本における「喜劇」の先駆者であり、明治37年(1904)に道頓堀の浪花座で大成功を収めた後、戦後に至るまで、時代の変化を敏感に捉えた斬新な喜劇で圧倒的な人気を誇った喜劇役者・劇作家です。その芸風は、現在の松竹新喜劇にもその影響を色濃く残しています。
曾我廼家五郎の喜劇作品は、現代において松竹新喜劇や大衆演劇の演目として稀に上演されることはあるものの、多くは忘れられた存在となっています。次回の「古典戯曲を読む会@東京」では、その魅力を再発見し、日本喜劇史における彼の重要性を改めて確認する場としたいと考えています。
曾我廼家五郎[1877~1948]喜劇俳優・作者。大阪の生まれ。本名、和田久一。明治37年(1904)曽我廼家十郎とともに劇団曽我廼家を結成、大阪の個性を強く身につけた俳優兼作家として活躍。のちに十郎と分かれ、「五郎劇」と称した。また、一堺漁人(いっかいぎょじん)の筆名で、多数の喜劇脚本を書いた。(『デジタル大辞泉』小学館、より)。2025年最初の古典戯曲を読む会@東京では、先月に引き続きジャン=ポール・サルトル『バリオナ─苦しみと希望の劇』をとりあげます。全7幕のこの作品の第4幕まで先月は読みました。次回でこの作品を読み切ります。前回参加されなかった方の参加も歓迎します。
この作品は、1940年のクリスマスにドイツの捕虜収容所で書かれ、捕虜たち自身によって上演された、サルトルの初の本格戯曲です。ユダヤの山間の村を舞台に、村長バリオナがイエスの誕生に立ち会う物語が描かれています。中世の聖史劇のスタイルを活かしながらも、占領下での抵抗と希望を象徴する政治的寓話として読み解くことができます。
東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」1番出口から徒歩約10分
東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「中野坂上駅」徒歩約12分
JR総武線「大久保駅」北口から徒歩約15分
2024年最後の古典戯曲を読む会@東京では、ジャン=ポール・サルトル『バリオナ─苦しみと希望の劇』をとりあげます。
この作品は、1940年のクリスマスにドイツの捕虜収容所で書かれ、捕虜たち自身によって上演された、サルトルの初の本格戯曲です。ユダヤの山間の村を舞台に、村長バリオナがイエスの誕生に立ち会う物語が描かれています。中世の聖史劇のスタイルを活かしながらも、占領下での抵抗と希望を象徴する政治的寓話として読み解くことができます。
長い作品のため、今月と来月の2回に分けて読み進めます。サルトルによるこの特異なクリスマス劇を一緒に声に出して読んで、味わってみませんか? 初めてのかたの参加も歓迎します。
東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」1番出口から徒歩約10分
東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「中野坂上駅」徒歩約12分
JR総武線「大久保駅」北口から徒歩約15分
次回、2024年11月の古典戯曲を読む会@東京では、別役実『諸国を遍歴する二人の騎士の物語』(1987)を読みます。時間があれば、他に短い一幕ものの戯曲も読もうと思います。「ドン・キホーテ」をモチーフに別役実が執筆した本作は1987年にパルコ劇場制作によって上演されました。
次回、2024年10月の古典戯曲を読む会@東京では、サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』(安堂信也・高橋康也訳)の第二幕を読みます。前回、参加していない方でも参加可能です。
2024年9月の古典戯曲を読む会@東京では、サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』(安堂信也・田は瑕疵康也訳)を読みます。
『ゴドーを待ちながら』は1952年にフランス語で発表され、翌年パリで初演されました。不条理演劇の先駆的な役割を果たした作品です。
一回で読み切りたいと考えています。