2015年6月21日日曜日

【告知】第98回古典戯曲を読む会@東京 2015年7月4日(土)

98回古典戯曲を読む会@東京201574日(土)19時より

田中千禾夫「マリアの首」

古典戯曲を読む会@東京、7月の会の告知です。

七月からは新しい戯曲を読みます。7月、8月の二回は、成蹊大学の日比野啓さんをホストとして招き、田中千禾夫『マリアの首』を取り上げます。

田中千禾夫(1905-95)は、1930年代から演劇活動をはじめた長崎出身の劇作家・演出家で、代表作としては日本初の実存主義的戯曲と評された『雲の涯』(1948)、日本の精神風土や戦争責任、自我の問題を追及する戯曲『マリアの首』(1959)、『千鳥』(1959)が知られています。

『マリアの首』は19592月に新人会が初演し、同年四月号の『新劇』に発表された戯曲で、原爆の被害にあった長崎を舞台に、焼け落ちた浦上天主堂からマリア像の首を人知れず運び出そうとするカトリック信者たちを描く、シュルレアリスティックな幻想に満ちた作品で、横溢する詩的台詞や奇矯だが魅力的な登場人物たちはのちの唐十郎の出現を予感させます。

テキストは『田中千禾夫戯曲全集1』(白水社、1960年)に収録されたものを使用しますが、絶版ですので当日コピーを配布します。

会場は「早稲田大学戸山キャンパス 33-437教室」です。集合時間は「1850分 戸山キャンパス正門前」になります。

初めて早稲田にいらっしゃる方は、「早稲田キャンパス」と「戸山キャンパス」をくれぐれも間違えないようにしてください。会場は「戸山キャンパス」です。大隈講堂や演劇博物館がある早稲田キャンパスではありません!(最寄り駅はどちらも東西線早稲田駅です) 
【早稲田大学 戸山キャンパス地図】

集合場所は戸山キャンパスの正門前です。下の案内図の左下になります。教室はそこを真っ直ぐ進んだ33号館の4階になります。少し分かりにくいかもしれないので、出来るだけ集合時間に遅れないようにしてください。遅れた方は、正門脇にある「警手室」で行き方を尋ねる方が確実かもしれません。

【早稲田大学 戸山キャンパス構内案内図】

なお会場と資料の準備の都合上、先着20人程度を定員とさせていただきます。下記連絡先にお早めの参加表明をお待ちしております。終わった後、懇親会(2500円程度)を行いますので、ご都合がつく方はそちらにもぜひご参加下さい。
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  •  【開催日時】2015年7月4日(土) 19時~21時頃(18時50分に早稲田大学 戸山キャンパス正門前 集合)
  • 場所】早稲田大学 戸山キャンパス 33-437教室
  • 使用テキスト】田中千禾夫「マリアの首」(『田中千禾夫戯曲全集1』白水社、1960年に所収)。
  • 問い合わせ先】 mikiokatアットマークgmail.com、もしくはtwitter「@camin」

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