第98回古典戯曲を読む会@東京2015年8月22日(土)19時より
第98回古典戯曲を読む会@東京2015年8月22日(土)19時より
田中千禾夫「マリアの首」
古典戯曲を読む会@東京、8月の会の告知です。
8月は先月に引き続き、成蹊大学の日比野啓さんのガイドで田中千禾夫『マリアの首』の後半を読みます。先月参加しなかった方も参加可能です。
田中千禾夫(1905-95)は、1930年代から演劇活動をはじめた長崎出身の劇作家・演出家で、代表作としては日本初の実存主義的戯曲と評された『雲の涯』(1948)、日本の精神風土や戦争責任、自我の問題を追及する戯曲『マリアの首』(1959)、『千鳥』(1959)が知られています。
『マリアの首』は1959年2月に新人会が初演し、同年四月号の『新劇』に発表された戯曲で、原爆の被害にあった長崎を舞台に、焼け落ちた浦上天主堂からマリア像の首を人知れず運び出そうとするカトリック信者たちを描く、シュルレアリスティックな幻想に満ちた作品で、横溢する詩的台詞や奇矯だが魅力的な登場人物たちはのちの唐十郎の出現を予感させます。
テキストは『田中千禾夫戯曲全集1』(白水社、1960年)に収録されたものを使用しますが、絶版ですので当日コピーを配布します。
会場は早稲田大学戸山キャンパス 32号館224教室です。先月とは教室が違いますのでご注意ください。集合は18時50分 戸山キャンパス正門前です。
初めて早稲田に来られる方は、早稲田キャンパスと戸山キャンパスをくれぐれも間違えないようにしてください。会場は戸山キャンパスです。大隈講堂や演劇博物館がある早稲田キャンパスではありません!(最寄り駅はどちらも東西線早稲田駅です)
【早稲田大学 戸山キャンパス地図】
集合場所は戸山キャンパスの正門前です。下の案内図の左下になります。少し分かりにくいかもしれないので、出来るだけ集合時間に遅れないようにしてください。遅れた方は、正門脇にある「警手室」で行き方を尋ねる方が確実かもしれません。
【早稲田大学 戸山キャンパス構内案内図】
なお会場と資料の準備の都合上、先着20人程度を定員とさせていただきます。下記連絡先にお早めの参加表明をお待ちしております。終わった後、懇親会(2500円程度)を行いますので、ご都合がつく方はそちらにもぜひご参加下さい。
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- 【開催日時】2015年8月22日(土) 19時~21時頃(18時50分に早稲田大学 戸山キャンパス正門前 集合)
- 【場所】早稲田大学 戸山キャンパス 32号館224教室
- 【使用テキスト】田中千禾夫「マリアの首」(『田中千禾夫戯曲全集1』白水社、1960年に所収)。
- 【問い合わせ先】 mikiokatアットマークgmail.com、もしくはtwitter「@camin」
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