井上ひさし
『父と暮らせば』
次回(第87回)の古典戯曲を読む会は、井上ひさし(1934~2010)の『父と暮らせば』を読みます。
この会における古典の定義は「作者が亡くなっていれば全て古典」なので、ギリシャ悲劇、シェイクスピアから寺山修司、つかこうへいまで全て対象となりますが、今回はその中でも特に新しい古典 井上ひさしの作品が初登場です。映画等でご存じの方も多いと思いますが、原爆投下から3年後の広島を舞台にした父と娘の二人芝居。抗いようのない名作であり、特に第三場と第四場を涙なくして読むことが可能なのか、それが心配です。
テキストは新潮文庫から出ています。税込み367円と安価で小さな書店にも置いてあるものなので、これを事前に各人で用意してください。今回はテキストのコピー配布は一切いたしません。また全編が広島弁で、音読する場合そこに引っかかる可能性があるので、出来れば事前に一度読んでおいていただい方が良いと思います。
文庫本にして約100ページ。一応1回で読み切る予定ですが、いささか微妙な分量です。読み切ることだけを目標に大急ぎで進行するのも本意ではないので、第二場まで読み終えたところで、2か月に分ける判断を下す可能性もあります。その場合は、6月に第一場から第三場まで読み、7月に第二場に戻って第四場まで読み切る形になると思います。ただし基本は1回読み切りです。
参加費は無料。定員は先着20名とさせていただきます。読む会終了後は、近くの居酒屋で懇親会を開きますので(約2000円 早稲田の飲み屋は安いのです)、お時間のある方はぜひご参加ください。
ホストは、世話役の一人で、今頃になって井上ひさしの偉大さを知った望月が務めさせていただきます。
【開催日時】
2014年6月14日(土) 19時から21時(18時50分に早稲田大学文学部戸山キャンパス正門前集合)
【場所】
早稲田大学文学部戸山キャンパス 33-2号館114教室
(文学部戸山キャンパス正門右手正面プレハブ校舎)
【使用テキスト】
井上ひさし『父と暮らせば』新潮文庫 367円(税込) 各人で用意
【問い合わせ先】
望月 masato009アットマークi.softbank.jp、もしくはtwitter「@masato009」まで
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