ウィリアム・シェイクスピア作
坪内逍遙訳
『ロミオとヂュリエット』
次回(第88回)の古典戯曲を読む会では、ウィリアム・シェイクスピア(1564-1616)の『ロミオとヂュリエット』を坪内逍遙訳で読みます。
敵対する両家の男女が一目惚れして、5日間で結婚、そして手違いと勘違いにより死に至る。シェイクスピアの作品のなかでもとりわけロマンチックなこの恋愛悲劇は、舞台上演の機会も多く、フランコ・ゼッフィレリ監督のものを含め(1968年、オリビア・ハッセー主演)、何度も映画化されています。また『ウエスト・サイド物語』などの翻案も数多くあります。
シェイクスピア生誕450周年となる今年は、シェイクスピア作品の上演企画が例年以上に多くなっていますが、古典戯曲を読む会@東京では『ロミオとジュリエット』を、会場となっている早稲田大学文学部の創設者でもある坪内逍遙の訳でとりあげることにしました。ガイド役は早稲田大学第一文学部演劇・映像専修卒の笑月さん(@syougetsu)です。
ヂュリ (獨語的に)類無いわが戀が、類ないわが憎怨から生れるとは! とも知らで早う見知り、然うと知った時はもう晩蒔! あさましい因果な戀、憎い敵をば可愛いと思はにゃならぬ。乳母 何ぢゃいな、それは? 何を言うてござる?(第一幕第五場より)
翻訳テキストは昭和8年(1933)に中央公論社から刊行された『新修シェークスピヤ全集第二十五巻』を用います。青空文庫収録のテキストの原本です。当日、会場でテキストコピーを配布しますが、時間の余裕があるかたは青空文庫であらかじめ読んでおくことをお勧めします。かなり長い戯曲なので3回に分けて読み切る予定です。
参加費は無料。定員は先着20名です。読む会終了後は、近くの居酒屋で懇親会を開きますので(約2000円)、こちらもお時間のある方はぜひご参加ください。読んだ戯曲について自由に語りあいましょう。
【開催日時】
2014年7月12日(土) 19時から21時
18時50分に早稲田大学文学部戸山キャンパス正門前集合
【場所】
早稲田大学文学部戸山キャンパス 33-2号館114教室
(文学部戸山キャンパス正門右手正面プレハブ校舎)
【使用テキスト】
シェークスピア/坪内逍遥訳『ロミオとヂュリエット』(『新修シェークスピヤ全集 第二十五巻』中央公論社、1933年より)コピーを配布します。
【問い合わせ先】
片山 mikiokatアットマークi.softbank.jp、もしくはtwitter「@camin」まで
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