2014年10月25日土曜日

【告知】第92回古典戯曲を読む会@東京 2014年11月15日(土)

メーテルリンク 『群盲』

Maurice Maeterlinck, Les Aveugles

沈黙に耳を傾ける、沈黙を語る。
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  次回(第92回)古典戯曲を読む会では、先月に引き続き、SPAC(静岡県舞台芸術センター)、ク・ナウカ所属の俳優、吉植荘一郎氏のガイドで、モーリス・メーテルリンクの一幕劇、「群盲」を読みます。先月は準備編、今月は実践編という感じでしょうか。もちろん先月参加されていない方の参加も大歓迎します。

 メーテルリンクの戯曲では静寂、沈黙が重要な意味をもっています。
 戯曲のなかで、語られてないことはどのように表現されているのか、どうすればその沈黙を聞き取れることができるのだろうか? 
 今回の古典戯曲を読む会は、戯曲における沈黙に耳を傾ける、沈黙を語るワークショップのような会になると思います。

 ホスト役の吉植荘一郎さんは、現代フランス演劇界の巨匠、クロード・レジ(91歳!)の演出のメーテルリンクの『室内』公演でこの作品の核となる老人役を演じました。
 
 
 単調で陰鬱な戯曲から、「沈黙を聞く」ことを意識した読みを通して、どんな世界が広がっていくのか、吉植さんと一緒に考えていきましょう。暗闇と沈黙のなかから、メーテルリンクの静謐で深遠な劇世界が広がっていく興奮を感じ取ることができるかもしれません。レジから吉植さんが学んだこと、上演の準備作業や上演の過程で吉植さんが気づいたことが、集まって声を出して戯曲を読む過程で明らかにされるでしょう。
 クロード・レジの薫陶を受けた吉植荘一郎氏がホスト役の古典戯曲を読む会、こんな機会はめったにあるものではありません。多くの方のご参加をお待ちしております。、


 テキストはコピーを用意します。参加費は無料です。先着20名まで参加申し込みを受け付けます。参加を希望される方は、下の連絡先にご連絡ください。読む会終了後は、近くの居酒屋で懇親会を開きますので(会費 2000円程度)、こちらもお時間のある方はぜひご参加ください。


【開催日時】
2014年11月15日() 19時から21時
18時50分に
早稲田大学文学部戸山キャンパス正門前集合

【場所】
早稲田大学文学部戸山キャンパス 33-2号館114教室
(文学部戸山キャンパス、正門右側から入ったところにあるプレハブ校舎)
【使用テキスト】
モーリス・メーテルランク「群盲」
倉智恒夫訳(『室内 世紀末劇集』国書刊行会、1984年に所収)
【問い合わせ先】
片山 mikiokatアットマークi.softbank.jp、もしくはtwitter「@camin」まで

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