今月はローマ帝政初期のストア派哲学者であり、政治家でもあったセネカ(Lucius Annaeus Seneca 前4ころ‐後65)の悲劇、『テュエステス』を読みます。
今回は一回で作品を読み切ります。開始時間は午後三時から、また会場は成蹊大学となりますのでご注意下さい。戯曲は1112行なので、休憩を入れても4-5時間あれば読み切ることができると思います。
セネカの悲劇は十編が現存しています(このうち『オクタウィア』は現在では偽作とされています)が、『テュエステス』はシェイクスピアの『タイタス・アンドロニカス』をはじめ、英国ルネサンスの劇作家たちに大きな影響を与えた作品だとされています。
今年のアヴィニョン演劇祭では、フランスで最も注目される若手演出家の一人であるトマス・ジョリーがメイン会場の教皇庁中庭でのオープニング公演で『テュエステス』を上演し、話題になりました。
戯曲はコピーを用意します。参加を希望される方は、事前に必ず片山までご連絡をお願いします。定員は20名、先着順とします。
終了後は軽く懇親会を行う予定ですので、ご都合がつくかたはそちらにも是非ご参加下さい。
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