2024年最後の古典戯曲を読む会@東京では、ジャン=ポール・サルトル『バリオナ─苦しみと希望の劇』をとりあげます。
この作品は、1940年のクリスマスにドイツの捕虜収容所で書かれ、捕虜たち自身によって上演された、サルトルの初の本格戯曲です。ユダヤの山間の村を舞台に、村長バリオナがイエスの誕生に立ち会う物語が描かれています。中世の聖史劇のスタイルを活かしながらも、占領下での抵抗と希望を象徴する政治的寓話として読み解くことができます。
長い作品のため、今月と来月の2回に分けて読み進めます。サルトルによるこの特異なクリスマス劇を一緒に声に出して読んで、味わってみませんか? 初めてのかたの参加も歓迎します。
【開催日時】2024年12月21日(土) 18時~21時
【場所】新宿区立柏木地域センター会議室1A(前回と会場が違うのでご注意下さい)
東京都新宿区北新宿2丁目3−7
東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」1番出口から徒歩約10分
東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「中野坂上駅」徒歩約12分
JR総武線「大久保駅」北口から徒歩約15分
【参加費】500円(当日徴収)
【定員15名】【要事前申込み登録】
【使用テキスト】ジャン・ポール・サルトル/石崎晴己編訳『敗走と捕虜のサルトル─戯曲『バリオナ』他』藤原書店、2018年(読む会の開催日までに戯曲を用意できない方は、申込み後に送られてくる自動返信メールの内容をご参照ください)。
【参加申込用リンクおよびQRコード】
https://forms.gle/XZjqLyrHKLM4RnQy5